大好きな君にエールを*番外編





「ねぇ、シゲ!」


「んー?」


ギュッ


「右目は見えるから、いつでもシゲのこと見てるね!そしていつでもハグするね!」


不意打ちでハグをしてやった。これはさっきのお返し。めちゃくちゃ恥ずかしかったんだからね!


「お、おまっ……」


「へへへ!照れるがいい!」


いっぱい泣いたから、笑わせてあげたい。今日がシゲにとって後悔の日にならないように、忘れられない幸せな日になるように。


「さらにーコチョコチョ攻撃!」


「うっ、うひゃ!やめろって!」


「レベルアップしましょうか、お兄さん」


「み、実貴、やめろぉ!」


「バスが来るまでやめなーい!」


シゲ、これからもシゲを支えていきたいよ。


やっと彼女になれたんだもん。小さい頃と違う関係にちょっぴり緊張するけど、これからが楽しみで仕方がないよ。





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