大好きな君にエールを*番外編
「……これって…?」
「うん。担任からのプレゼント」
…好きな奴にこんなダサい姿見られるなんて…恥ずかしい。
「あはははっ」
すると、倉橋は笑い出した。恥ずかしい気持ちがさらに増す。
「なんだか意外!荒嶋くん何でも出来るイメージあったからっ」
「う…うるせー」
「これって未提出者のやる課題なんでしょ?そういえば春貴も前やってたよ。終わらないからって、あたしまで課題させられたもん」
な、なんだと!?春の奴『課題くらいチョロいチョロい』とか言ってたくせに、倉橋に手伝わせやがって。
「荒嶋くんなら大丈夫だよっ。頑張れる人だもん」
イキナリの倉橋の笑顔に、胸がときめいた。…と同時に持っていたシャーペンを落としてしまった。