大好きな君にエールを*番外編
荒ちゃんと離れるのことはすっごく寂しいし、
「あれ、怒った?」
すっごく悲しいし、
「麻帆?」
すっごくすっごく泣きたくなるけど、
「おーい、どうした?」
「何でもない!」
一生懸命、あたしなりに荒ちゃんを好きでいるからね。
距離になんて負けたくない。あたしの想いは、繋げ合わせたら絶対に図りきれないんだから。
野球を頑張る荒ちゃんを、遠くからでも支えられるようにするの。絶えることのないエールを送り続けるよ。
きっと空が伝えてくれる。
空が架け橋になって、あたし達の日常を天気にして伝えてくれるはず。
雨が降ったら悲しみに溢れている証拠。雲一つない快晴だったら、ラッキーなことがあった証拠。