彼の視線の先、彼女。
「あ、戻った」
そういって指をさしてケラケラと笑ってる。
なんて失礼なっ!
「何、悩み事ー?」
千尋と会った場所は校門近くだったから気づけば靴箱の近くだった。
まだ早い時間だから校社内には人の気配がない。
部活生がグラウンドにいるくらいだった。
「え、いきなり何」
あまりにも直球過ぎる言葉に固まった。
そんな顔に出てた?
結構グッスリ寝たつもりなんだけどなぁ・・・。
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