彼の視線の先、彼女。






それで居たとしても。

また告白?





いやいや、一応告白紛いのことをされてるけど振られるのがオチだ。





オッケーをもらう為に告白するわけじゃないけど、

それじゃこの前の告白と何ら変わりない。




それじゃあ意味がない。






ただそれだけじゃ、何かずるいと思う。


先に言わなくちゃならない、あの子に。






あの子に怖くて言えなかった想いを言わなくちゃならない。



逃げてばかりの自分にサヨナラをしよう。







< 142 / 172 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop