ヒミツのカンケイ

私はすることがなくて机に伏せた



すると見計らったように誰かが喋った




「蘭って、なんで遠田さんなんかと話すの?無口でCOOLじゃん」



「美弥は可愛いよ?喋ると楽しいし?」



「蘭って優しいね?でもさ、蘭の喋りが遠田さんの重荷になってるんじゃない?」



「えっ?」




重荷?私はそんなこと一度も思ったことがない




「だって今だって寝てるじゃん?すぐ寝たいのに蘭が話しかけるから寝れないんだよ?迷惑だと思ってるんじゃない?」




そんなことない。蘭との会話は嬉しい…
迷惑だなんて思ってない!!




「迷惑…なのかな?」



「うん。そうだよ!」



「私もそう思う」



「私迷惑だったんだ…」




蘭…ごめん…



私は蘭を助ける資格がない。



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