ヒミツのカンケイ
流有は見るからに怒ってるようだった




「なんか・・・ゴメンね?叶多から聞いたせいで」




「いや、美弥は悪くない。あいつがお喋りだからだよ」




「でも、叶多から聞いてなかったら私・・・」




流有は返事の代わりに頭を撫でてくれた




「流有?」





流有は撫でるのをやめて、ゆっくりと話し出した。





「確かに、俺だけが何でも知ってるように言われて傷ついたのは事実だ。でもな、美弥に謝られることではないんだ」





「えっ?」





「だってさ、俺が勝手に悪い方にとらえて傷ついてただけだし。」





そう言って流有は笑った




しかし、私は訳が分からなくなってしまった





「何??」
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