ヒミツのカンケイ

行くあてもなく私は屋上への入り口にきた



『立入禁止』



そんなプレートがドアにかかっていた




｢バカバカしぃ｣




私はドアノブをひねった。



すると、ドアが開いた




｢開いてるじゃん｣




外に出るとうちの制服きた男子が立っていた



男子は振り向き言った




｢お前、誰？｣



｢そっちこそ、ここ入っちゃ行けないんだよ？｣



｢バカバカし…そんなの守れるかよ…｣



｢…ドア、最初から開いてたの？｣



｢いや？俺が開けた｣




そう言って彼は鍵を私に見せた




｢ここの鍵｣



｢え？｣



｢ｸｽｯ…驚いた？｣




私は何も言えなかった…ただ立っているだけだった