言葉のおもさ
戦いはつづく

私がいじめられていたのを、あなた達はずっと見ていた。

冷たい、冷たい氷のような目で・・・

遠くの方で。



私があなた達の横を通り過ぎると、あなた達は私の陰口を言っていた。

コソコソと。

私を笑いながら・・・

かたまって。



知ってる?

いじめてなくても、いじめを止めようとしなければ、あなた達も同様なんだよ?

知ってる?

一番冷たいのは、あなた達が遠くから私を眺めている、その目だよ?



私だけ、「孤独」と「痛み」と「不安」と「闇」の世界にいるようで・・・

あなた達だけ、「笑顔」と「ぬくもり」と「安心」と「光」の世界にいるようで・・・

でも、違うんだよ?

本当は。



あなた達のいる世界は、私のいる世界よりも、ずっとずっと脆く暗いの。



私の心は、あなた達の言葉で

壊されていく・・・


今日も、明日も・・・明後日も。


大好きだった、あの人も

「お前なんか、大ッ嫌いなんだよ!死ねよ!きもい!」

と私を傷つけた。

大切だった、友達も

「むかつく!まじありぇない!ちょーきもい!!」

と私をごみのように扱った。


でもね・・・

最後は、私が勝つの。

あなた達の“仲間”は、嘘と不安だけで出来ているから。

脆く、壊れやすいの。


私は、戦う。

今日も、明日も、明後日も。

光のさす、世界で呼吸をし、生きていると感じる時がくるまで・・・

私の戦いは終わらない。


そして、私の心が治ることはないでしょう。

あなた達を許す事もないでしょう。

あなた達は、私の心を壊したのだから。






< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop