優しさに弱い少女
悪役にも心はある
「ねぇ、どうしてあたしの誘いに断らなかったの?茜さんのお見舞い行ってあげなよ」
ほんとは
行ってほしくない
だけど、あたしの立場じゃないから
彼女が一番だから…
あたしはこうするのが一番だと思った
「お見舞いは後で行く」
え?
「あたしのことはいいから…」
お願い、ほっといて
「友さ、
寂しそうな顔していつも俺をみてるから…」
寂しかったよ
寂しいけど、あなたの隣はもうないでしょ?
優しくしないでよ
「優しくしないで…余計寂しくなる。やめて。」
泣かずに
言えなかったあたし。
だめだなぁ