蝶華道-Hcouka Do~u-
泥まみれ
ある蒸し暑い夏の六本木に1人の女がいた
その女の名前は比坂 華恋(ヒザカ カレン)19歳。
華恋はある事情で、知り合いの紹介でキャバ嬢を目指すことにした。
「ここかぁ…。」
華恋の前に大きな建物があった。その店には[クレイリム]と書いていた
見たとこまだ開店はしてないみたい。
―・ガチャ
ドアを開けると綺麗なドレスを着て綺麗に髪をセットしている女の人がたくさん並んでいて一斉に華恋を見た。その中から1人着物を着た綺麗な人が華恋の方に歩いて来た。
「あなたが華恋?」
と着物の人が聞いてきた。
「はい。そうです。」
華恋は焦りながら答えると
「話は聞いてるわ。こっちにいらっしゃい。私はここのママをしている薫よ。ママってよんで。」
と言いながら華恋をたくさんの人が並ぶ前にたたされた
「今日からここで働く華恋よ。みんないろいろと教えてあげてね。」
「「はい」」
みんなは一斉にに答えたがちょっとあたりはざわついていた。
「そして、こちらがこの店のオーナーの倉田 誠一(クラタ セイイチ)さん」
見た目はママより年上っぽいけど、爽やかな人だった。
「よろしく。初めは不安だと思うけどだんだん慣れて行くから。」
「あっはい。」
オーナーの印象は優しいと感じた。