everlasting love
「それは真剣にだるいね」
と莉加の長くなりそうな話に
重い気持ちで返事をしていた
愚痴をこぼしながらも
莉加は恋愛を
たのしんでいた。
「恋愛」「彼氏」「永遠」
大嫌いな言葉
聞いただけで
胸が苦しくなる
恋愛なんてする意味がない
彼氏なんていらない
永遠なんてあるわけない
あの気持が溢れないように。
もう2度と溢れないように
あの時に何重にも蓋をした
もし溢れ出してしまったら
また
苦しみ 傷つき
自分が自分じゃないくらい
ズタズタに落ちる
そしてみんなを悲しませ
自傷行為 自殺未遂
をうちは繰り替えす。
だからうちは
恋愛をやめた。
人を愛することをやめた
あのもがき苦しんだ
「夏」から
うちの心は止まった。