だぃすきだったょ、


部屋を出てから、
トイレに行くまでの間、
りょうと普通の会話をしながら歩いた。

とにかくトイレの我慢の限界だった私は、
余計なことは考えず、
トイレに行けた幸せをかみしめていた(笑)


トイレが終わって出ると、
ちょうどりょうも終わって
出てきたところだった。

トイレが終わってすっきりした私ゎ、
りょうとまた話してて、

笑顔めっちゃかわぃー!


な~んて思いながら、

ふと指元を見た。


すると、

左手の薬指に
金色の指輪が。


"あれぇ?"

"ん?"

"もしかして、彼女もち?"

"あぁ、これか。
これ死んだばーちゃんの形見だょ"

"うそだぁ~(笑)"

"ほんとだって。
ほら、俺が中学の時からつけっぱだったから
もう指に食ぃこんじゃって抜けなぃんだ。"

"まぢだっ!!"


たしかに、ちょっとエグぃと思ってしまうほど、
指の太さと指輪の大きさがあってなくて。

指輪のついているところだけ
指が細くて食いこんでいた。


そんな会話をしながら部屋にもどった。

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