True love 〜高校生ホスト〜
ピンポンパンポン
―1年C組、近藤望夢くん。大至急職員室に来て下さい。そして、全校生徒に告ぐ、6時間目は、自習に変更します。―
ピンポンパンポン
「ったく。夢果、待ってろよ。」
「えっ?」
「一緒にかえんだろ?」
「うん!!」
俺は、なぜか、笑っていた。
無意識に。
女に、笑った顔見せるのはじめてかもな。
ナナの前では、笑ったことなかったもんな。
なんて、考えながら、そして、周りの視線が痛い中、職員室に向かい、3時間も、学校の先こうと言い争った。
学校側が折れ、髪を染めることを許してくれた。
勝ったあああ!!!!
あっ、夢果。
やべぇ、急がないと。
いたあっ!
「ハアハア。」
一階から四階をダッシュって、辛いな。
「夢果!」
「・・・・・」
「夢果?」