True love 〜高校生ホスト〜
俺は、深呼吸をして再び話しはじめた。
「俺は…、初恋の相手に貢いでたんだ。」
「どういうことだ??」
「俺の客が、俺に貢いだ物を売っては、あいつに服、バック、靴、アクセ、マンションの月代、車…」
「「「「………!!!!」」」」
「引くよな…。」
「望夢…」
「でも、俺、それくらいナナが好きだった。
だから、ナナが喜んでる顔や、嬉しがってる顔が見たかった。
だから、だから…!!」
「わかってるから。ね?」
「あ、ああ。」
「でも、もう貢いでいないんでしょ?
じゃ、過去のことはもう忘れよう。
過去は、過去。今は、今なんだから。」