終ワラナイモノ①
――莉奈Side

―ピピッピピッ

―バシ

『んぁ…』
あたしは目覚まし時計を止めて起き上がった。

あれ?目覚ましなんてかけたっけ?

あたしは寝ぼけ半分に時計を見る。

『なんだ19時か…』

……。

って19時!?どうしよ…夕飯作ってない…

あ、拓海は夕飯いらないんだった。

もしかして拓海、家に来てたりした?

とりあえずリビングを見回した。

リビングにはいないみたいだけど、居た形跡がある。


帰っちゃった?


…つかおなか減った。

けど空けておけって言われたし…

あたしも食べない方がいいよね?

ふとテーブルに目を移したら一枚のメモが置いてあった。

何これ…?

あたしはメモを手に取り目を通した。

【~莉奈へ~起きたら『ドラセナ』っていうレストランに集合】


ドラセナ?何それ?



何考えてるのか…


とりあえずあたしは身支度を整え、メモにあった通り【ドラセナ】というレストランに向かって家を出た。




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