終ワラナイモノ①
だからやめようって言ったのに…
だけど拓海があまりにもキラキラオーラを放つもんだからあたしはそれに負けてしまった。
だからこうして忍び込んでいる。
でも拓海はここに来た理由を教えてくれない。
ただ
「莉奈、いいもん見せてやるよ」
って言われて、ここまで引きずられて来た。
親も親だよ。
子供二人が夜の学校に行くなんて言ったら普通止めるとかするでしょ。
何が【おもしろそうね。行ってらっしゃい】だよ。
拓海の両親もあたしの両親も本当いい加減なんだから。
それにしても夜の学校って不気味。
廊下の向こうとか真っ暗だし。
本当に出そうだよ…。
すると拓海が突然
「莉奈、この学校の七不思議って知ってる?」
と聞いてきた。
『知らないけど怖い話はパスだから』
「西校舎の女子トイレに『ストップ!!
マジ怖いからやめて』
「ふうん。
莉奈にも女っぽいところがあるんだな?」
そしてまたニヤリ。
『もともと女なんだけど?』
「ふうん」
『ふうんって…
初めて知ったような返事しないでよ』
だけど拓海があまりにもキラキラオーラを放つもんだからあたしはそれに負けてしまった。
だからこうして忍び込んでいる。
でも拓海はここに来た理由を教えてくれない。
ただ
「莉奈、いいもん見せてやるよ」
って言われて、ここまで引きずられて来た。
親も親だよ。
子供二人が夜の学校に行くなんて言ったら普通止めるとかするでしょ。
何が【おもしろそうね。行ってらっしゃい】だよ。
拓海の両親もあたしの両親も本当いい加減なんだから。
それにしても夜の学校って不気味。
廊下の向こうとか真っ暗だし。
本当に出そうだよ…。
すると拓海が突然
「莉奈、この学校の七不思議って知ってる?」
と聞いてきた。
『知らないけど怖い話はパスだから』
「西校舎の女子トイレに『ストップ!!
マジ怖いからやめて』
「ふうん。
莉奈にも女っぽいところがあるんだな?」
そしてまたニヤリ。
『もともと女なんだけど?』
「ふうん」
『ふうんって…
初めて知ったような返事しないでよ』