終ワラナイモノ①
するとなぜか拓海が席を立ち、あたしの席に向かって来た。



「場所を変えるぞ、拓弥。

お前らは来るなよ」



拓海は拓弥の腕を掴んであたし達にそう言った。


「えー俺拓海と二人になるのヤなんだけど…」


拓海に掴まれた腕を振り払おうとしながら拓弥が言った。


「奇遇だな俺もそう思う、でも今回は特例にしておけ」

それを制して言う拓海。



そしてもめながらも二人は教室から出て行った。
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