終ワラナイモノ①
――Side莉奈
優子があたしから視線を逸らした。
だからあたしも優子が見ている方を見てみた。
「あ、拓弥じゃん」
『兄弟会議、終わったのかな?』
まさかケンカなんてしてないよね?
すると拓弥がこっちに向かって走ってきた。
廊下は走っちゃいけません。
「莉奈~!と優子。」
「人をオマケみたいに言うな。」
「ん?そんなつもりはなかったんだけど?」
「二重人格男が。」
「何か?」
拓弥と優子が言い争いを始めた。
まぁいつものことだ。
久しぶりに見たけどね。
「あれ?莉奈、目ぇ赤くない?」
拓弥がそう言いながら視線をあたしの方へ移した。
『あ、さっき泣いたせいかな?』
あたしは目を擦りながら言った。
「誰に泣かされたの?」
拓弥が聞いてきた。
『えっと…優子?』
「ハハっ、なんだよ優子か…って、何?ケンカでもしたの?!」
ノリつっこみ!?
「違うよ。あたしがキレたから吃驚して泣いちゃったんだよ」
しれっと言う優子。
『それ言わないでよ優子』
「えーでもケンカなんてしてないしぃ」
『じゃあいいや。でも吃驚して泣くとか…可愛すぎ』
不敵な笑みを浮かべて言った拓弥。
「それ、あたしも同感」
拓弥と似たような笑みを浮かべて言った優子。
優子があたしから視線を逸らした。
だからあたしも優子が見ている方を見てみた。
「あ、拓弥じゃん」
『兄弟会議、終わったのかな?』
まさかケンカなんてしてないよね?
すると拓弥がこっちに向かって走ってきた。
廊下は走っちゃいけません。
「莉奈~!と優子。」
「人をオマケみたいに言うな。」
「ん?そんなつもりはなかったんだけど?」
「二重人格男が。」
「何か?」
拓弥と優子が言い争いを始めた。
まぁいつものことだ。
久しぶりに見たけどね。
「あれ?莉奈、目ぇ赤くない?」
拓弥がそう言いながら視線をあたしの方へ移した。
『あ、さっき泣いたせいかな?』
あたしは目を擦りながら言った。
「誰に泣かされたの?」
拓弥が聞いてきた。
『えっと…優子?』
「ハハっ、なんだよ優子か…って、何?ケンカでもしたの?!」
ノリつっこみ!?
「違うよ。あたしがキレたから吃驚して泣いちゃったんだよ」
しれっと言う優子。
『それ言わないでよ優子』
「えーでもケンカなんてしてないしぃ」
『じゃあいいや。でも吃驚して泣くとか…可愛すぎ』
不敵な笑みを浮かべて言った拓弥。
「それ、あたしも同感」
拓弥と似たような笑みを浮かべて言った優子。