終ワラナイモノ①
あ、ビンゴ!
あたしの目に入ったのは、壁の方に視線を向ける拓海の姿だった。
こんなところで何してるんだろ?
まぁいいや。
『拓海!こんなところで何…―え?』
あたしが次に見たものは、壁に背中をつける拓海の彼女とそれを覆うようにして拓海がキスをしているところだった。
タイミング悪…
変なところ見ちゃった。
そうだよね、拓海は男なワケだし、心配なんか要らないんだよね。
帰ろ…
いつまでもここにいたらダメだよ。
余計に傷つきたくない…
あたしは路地に背中を向けた。
……どうしよう。
足がすくんで歩けない…
早くここからいなくならないといけないのに。
なんでこういう時に限って、足がすくんじゃうの?!
早く!早く!
動いてよ…あたしの足!!
あたしの目に入ったのは、壁の方に視線を向ける拓海の姿だった。
こんなところで何してるんだろ?
まぁいいや。
『拓海!こんなところで何…―え?』
あたしが次に見たものは、壁に背中をつける拓海の彼女とそれを覆うようにして拓海がキスをしているところだった。
タイミング悪…
変なところ見ちゃった。
そうだよね、拓海は男なワケだし、心配なんか要らないんだよね。
帰ろ…
いつまでもここにいたらダメだよ。
余計に傷つきたくない…
あたしは路地に背中を向けた。
……どうしよう。
足がすくんで歩けない…
早くここからいなくならないといけないのに。
なんでこういう時に限って、足がすくんじゃうの?!
早く!早く!
動いてよ…あたしの足!!