砂糖菓子
席を変える前、少しだけみんなとしゃべった。


でも、結局、席変えした。 

端っこは嬉しかったけど…
隣があいつ。 


氷野雅人・・・ 

ただ今、会話なし。 


なんかみんな見た事ある。 

山瀬クンも、坂田クンも、木崎クンも、小塚クンも・・・ 


それに、氷野雅人も・・・ 

「沙弥チャンは口下手なの?」


いきなり、正面にいた、木崎クンが喋りかけてきた。 

「そんな事ないと思う。」
「思うんだ。」

木崎クンは話しやすかった。 

木崎クンが実果子と話し出すと、また無言になった。 

耐えきれない!! 


「沙弥、ジュース持って来る。いる人?」

「あたしも。」

容赦ない注文。 

一人で行けるか!! 


「一人で行ける?」

「無理そうだね。雅人ついてってやれよ。」


えっ! 

マヂ!? 


そんな展開になっちゃう?
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