宇宙の下で
「告っちゃおうかなー。」
「いいんじゃない?明日クリスマスだし。」
「だよねー。」
まるでそう言われるのが分かってたように
すぐに返事が返ってきた。
「じゃあ今日の放課後和希くん呼んでよっ!」
めんどくさいことになった。
今日はすぐ一人で帰れると思ってたのに。
「委員会で一緒だし話し掛けやすいからいいじゃん。ね?」
ずいっと顔が近づく。
香水くさい。
肩もぎゅっと掴まれて痛い。
「うん。いいよ。」
「ありがとう!優奈だーい好きっ!」
亜季相手でもあと1年の中学生活のために
断る訳にはいかなかった。