**お隣さんで幼なじみ**



「はぁぁぁ!?あの日っ…」


「しーーっっ!」


叫びそうになった里菜を勢いよく手で止める。


休み時間とは言え、皆いっせいにこっちを見た。



「あの日以来、手さえ繋いでないの?」


「うん……」


「重症だな、こりゃ」


「敦司、ほんとに私のこと好きなの?幼なじみの時と何ら変わりないし」


「なんなんだろーねぇ。普通は帰り道くらい、手繋ぐでしょ」


「だよね〜」



< 124 / 260 >

この作品をシェア

pagetop