**お隣さんで幼なじみ**



「それで敦司センパイに恋したの。その時には敦司センパイは芽衣センパイと付き合ってた」



その時、私も敦司のことが好きでたまらなかった。



「それで、敦司センパイが別れたって知って、チャンスだと思ったのに…」


「あ…」


「鳴海センパイと付き合ってたはずの真綾センパイがいつのまにか敦司センパイと付き合いだした」



「それは…、私が鳴海の優しさに頼ってただけだった…。本当は敦司が好きだった」


「ふーん…。あなたも罪な人ね。鳴海センパイの気持ちもて遊ぶなんて」


「それは…」


「言い訳ね」


「そうだね…」



あの時の私は、最低だった。

ユイちゃんに責められても仕方ない。




< 190 / 260 >

この作品をシェア

pagetop