**お隣さんで幼なじみ**
「きゃぁぁぁぁああ!」
顔面、そう、それは正に、タコと呼んでいい程に私の顔は真っ赤だったのだ。
「ヤバイな、真綾タコじゃん」
「タコじゃないもん!」
「じゃあトマト?」
「なわけないでしょ!」
「じゃあ赤カブ!」
「うっ、うるさい!早く部室いって着替えてきなさいよっ!」
「へいよー」
敦司は部活が終わり、速攻で飛び出してきたので、ジャージ姿のままだった。
「はぁ…」
やっぱり敦司といると、甘い雰囲気になるけど、最終的にこんな感じに、夫婦喧嘩的になってしまう。
いや、もう甘い雰囲気というのは期待しない方が良いのかもしれないな。