**お隣さんで幼なじみ**


あぁ…もうダメだ…。


時すでに遅し。


もう家電の子機を手にとって番号を押してしまっている。


「なぁ真綾」


「ん?」


「オバサン、なんかニヤニヤしてるぞ」


「あっあぁ…敦司があんな事言うからでしょっ///」


「いや、いつかは絶対バレるだろ」


「そりゃそうだけど…」


「だけど?」


「っっ…!」


敦司が上目遣いで私に聞いてきた。


ねぇ敦司、それ、反則だよ?

私がその顔に弱いって知っててやってるの?



< 226 / 260 >

この作品をシェア

pagetop