**お隣さんで幼なじみ**



────……。


『ガチャッ』

「ただいまぁ〜!」


家のドアを開く音と同時に、お父さんの大きな声が家の中に響いた。


「あらっ!お父さんが帰ってきたわよ〜♪」


あぁー…。

アウトだ。


「敦司…」


敦司に目を向けると、


「大丈夫だよ」


そう言って、私の頭を優しく撫でた。


意地悪な敦司だけど、たまに優しくなるから、私はいつもキュンとなる。



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