**お隣さんで幼なじみ**


…ー。。。


帰り道。

やっぱりまた敦司と芽衣を見るのかな。

またラブラブでキスしてるのかな。

少しは昨日の私と鳴海を見て、
嫉妬してくれたかな。


そんな事を考えているうちに、家の前。

今日はいなかった。


『ガチャ』

「ただいまー」


「おかえりー」


家に入ると私は速攻に部屋へ向かった。


『ドサッ』


そしてベッドにダイブ。

これが学校から
帰ってきた時の私の日課。

携帯を見ると、
メールが入っている。

里菜だ。


【先に帰るね。真綾も気をつけて帰ってね】


変な里菜。

里菜が先に帰るのなんて
当たり前じゃん。

心配してくれたのかな。

里菜は本当にお姉ちゃんみたい。


―夜7時―


「真綾ー。ご飯よー」


ん?

あれ、私寝てたんだ。

携帯を部屋に置いて
リビングに向かう。


「あれっ!今日ハンバーグ!?」

「そうよ。あんたの大好物でしょ」

「うん!いっただっきまぁーす」


そう言ってハンバーグを食べる。

ウマッ!

大好き。


大好き…か。

敦司大好き。

でも…もう忘れなきゃダメなのかな。

いつまでも思ったって想いは届かないだけ。


…でも、やっぱり敦司が好き。

影で想うくらいなら許されるよね…。


「ごちそうさま」


食べ終わって自分の部屋に行く。


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