**お隣さんで幼なじみ**
敦司はやっぱり私のことなんて、幼なじみとしか思えないんだよね。
…そりゃそうか。
じゃなきゃ彼女なんて作らないもんね。
私ってとことん馬鹿。
そんな時…
『〜〜♪』
…電話?
ディスプレイに写った名前は…敦司。
意を決して電話に出る。
「…もしもし」
『あぁ…』
「何の用?芽衣は?私に電話したら怒られちゃうんじゃない?」
『芽衣は今関係ねぇよ。それより、お前、鳴海と付き合ってんの?』
「は?何言ってんの?あんたバッカじゃないの」
『お前に言われたくねぇよ。てか付き合ってないなら何で鳴海とキスなんかすんだよ』
「そ…それは、てか昨日の見てたんだ」
『まぁな』
「あんたウザイ。私と鳴海に何があろうが、あんたには関係ないでしょ」
『わかったよ…。お前は…俺の事なんて何とも思ってないんだな』
「はぁ?マジ言ってる意味わかんない…」
…敦司?
本当に言ってる意味わけわかんないよ…。
『だよな。ゴメン。今のナシ。じゃあな』
「はっ!?ちょっ!!」
『ツー、ツー、…』
いきなり敦司に電話を切られた。
本当にもう…わけわかんない。
私はお風呂に入って寝ることにした。