**お隣さんで幼なじみ**
* 敦司 side *
◆◇◆◇◆
…俺は、悪い夢でも見ていたのか?
どうか…あれが嘘だと思いたかった。
…ー。。。
―昨日―
俺は、芽衣と付き合い始めて毎日一緒に帰っている。
芽衣は優しい。
毎日、真綾のようにバスケを待ってくれる。
今日も芽衣は俺を待ってくれていた。
「敦司ぃ〜、お疲れっ!」
「おぅ。マジ今日はハードだった」
「大変だったね。でも敦司めっちゃシュート決めてたよね!」
「まぁ…な。」
「そんな敦司にご褒美ー♪」
そう言って俺を抱きしめる。
芽衣は…どことなく真綾に似ている。
黒い長いストレートの髪だって真綾と被る。
だけどやっぱ真綾の方がいい。
真綾はもっとまつ毛が長くて、色も白くて…。
ダメだな…俺。
ちゃんと芽衣を愛すって決めたのに。
「よし、帰るか」
「うん…、でも今日は…敦司の家に、敦司の部屋に行きたいな…」
「…芽衣、お前それがどういう意味かわかってんのか?」
「わかってるよ。ねぇ、いつも私思うの。敦司は私といても、私とキスしてても、誰か他の娘の事を考えてる」
「そんなこと…」
「あるでしょ?私辛いよ…。敦司…私だけを愛して?」
「俺は…芽衣を愛して…るよ」
「なら私を抱いて?」
「…わかった」
そして俺と芽衣は俺の家に向かった。