**お隣さんで幼なじみ**


「私…、鳴海と付き合うことになりました…」


言った…!!

私言った…!!


「…………」


ん??

里菜が黙りこんでいる。

でも…、
目力の強い視線は
ちゃんと私を見ている。


「り…里菜??」


「あんた…、何考えてんのよ…!!」


やっぱ…、怒るのは当然だよね…。


「ごめん…」


「で、何で付き合うことになったの」


「そ…それは、」


『ご注文のお品になります』


言いかけたとこで
店員さんが
私たちの頼んだ物を
持ってきた。


空気を読んだのか、
すぐにいなくなってしまった。



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