**お隣さんで幼なじみ**
─次の休み時間─
日本史の時間は
ぼけっとしてて
案の定、怒られた。
「最悪だぁ〜」
「話を聞かないアンタが悪い!」
里菜にそう言われゲンコツをくらった。
以外に強い…。
「はぁ……
「アンタ、何隠してるの」
「別に何も…」
「白状しな。さっきからため息ばっか。もう5回目だよ」
「えっ、」
私、意外にわかりやすいのかな?
「さっさと言いな!」
「じゃあ放課後でもいい?」
「いいわよ」
「あ、直也…」
「大丈夫よ。直也なら気にしないで。今日はサッカーあるらしいから」
「了解です!」
「絶対放課後に教えてね」
「わかったから!」
『キーンコーンカーンコーン』
言い終えたと同時に
チャイムが鳴った。