**お隣さんで幼なじみ**


その後の授業も休み時間もモヤモヤのまま過ごしてしまった。


─昼─

「あぁ〜お腹すいた!早く食べよ!」


「うん…」


「あんたねぇ、いつまでもウジウジすんな!傷つけたくないんでしょ!?」


「うん…」


「大切な友達として接したいんでしょ!?」


「うん…」


里菜は明確に私の考えを読み取ってアドバイスをくれる。

本当にお姉さんみたい。

憧れるな…。


「なら、言いなさい」


「き、今日!?」


「せめて明日。ダラダラして後味悪いのやだったらそうした方がいいよ」


「わかった…。じゃあ今日色々考えて明日言う」


「そうしな。何かあったら相談しなよ?」


「うん!!」


里菜…、ありがとう。



< 93 / 260 >

この作品をシェア

pagetop