幽霊執事でございます
1時限――
2時限――
3時限――
4時限――
キーンコ――
「それでは授業を終わりにします」
「ありがとうございまし――」
ガラッ
「た――!!!!」
あたしはついに耐えきれなくなって、4時限目終了と共にあの教室を逃げ出した。
だって住人がずっと見てるんだもん!!
『じーっ』
ってより
『じとーっ』
って感じなんだもん!!!!
あんな誰も見えないところで叫ぶなんてことも出来ないし!
……住人に説教するならやっぱり放課後だよね。
「あ、ちょ、待って、らいっ、ちゃ――!!」