恋時

「うん♪」
咲とは会ったばかしなのにもう仲が良い。

「で、心愛？さっきの樹って人誰ー？

もしかして彼氏？」


「違う、違う。幼馴染みだよ」

「へぇー」


ガラガラ……

先生が入ってきた。

怖そうな男の人だ。

「皆さん。おはようございます。
今から入学式が始まりますので体育館に移動しましょう。」


ｸﾗｽのみんなはまず出席番号順に廊下に並んだ。

「アレ♪心愛、あたしの前じゃん！」

「まぢだぁーやったね」



…
……
………
…………

入学式が終わり、みんないろんな所で写真を撮っている。

「わぉっ!人いっぱい」

咲が驚く。


「だねーあたした…キャアッ!!!!!!!」

後ろから誰かに目隠しされた。


「あははッ!心愛、可愛いーな」


犯人は樹だ………


「樹～////」


「一緒に写真撮ろうぜ」

樹が私の肩を抱き寄せた。

「田中さんだっけ？写真撮ってもらっていい？」

樹が咲にカメラを渡す

「いいよ♪」


パシャッ!!

「田中さんありがとう。じゃあまたな。心愛♪」