闇と光 〔中〕

「秋歌もやるぞ」


時雨が花火に火をつけてあたしに差し出す。


「・・・ええ」


あたしは花火を受け取り火花を眺める。


こっちも綺麗ね。


時期はずれの花火。


だけど時雨が用意してくれたのが


何故かとても嬉しいと感じた。


< 122 / 436 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop