空と恋をして
「ねぇねぇ夏休みどこいくー??」
「みんなであそびにいこーー☆」
仲良し四人組のレイ、美樹、茜そして私で夏休みの計画中。
夏休みかぁ....
確かに好きだけど、わたしにはどうしても忘れられない過去がある。
「じゃぁさー8月の2日は??」
2日!!??
無理!!絶対!その日だけは....
「あ...その日はちょっと....。」
「あ、そっかリナその日ミナト君の...」
「なになに!?彼氏??ウチらそんなのきいてなーーい!」
レイが話しを終える前に茜が大きな声で楽しそうに言っている。
「そうじゃなくて...三回忌.....なの。」
ミナトの三回忌.....
「だれそのミナトって人?」
美樹と茜が不思議そうに首をかしげている。
話してあげたいけど話すのはちょっと辛い。
そんな事を考えていると私の代わりにレイが説明してくれた。
「ミナト君はリナの双子の弟で、三年前に事故でなくなったの...」
さっきまで騒いでた2人が急にシンと静まる。
「そっそうなんだ、ごめんねなんか...。」
「いっいいのタイミング悪く言う私も悪かったンだし...それよりいつにする??」
空気の悪い場をなんとか変えまたにぎやかに騒ぎまくった。