桜雨













「・・・私は、」












何も存在しない世界に、声が響く。


その声が、彼女の声なのか、幸枝の声なのかは、分からない。


もしかすれば、その2人いずれの声でもないかもしれなかった。










「何のために・・・生まれてきたの?」
< 39 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop