―イケメン転校生×幼馴染×私―
「お、マキ!おはよっ」
シンが軽く手をあげる。
「どうしたの?こんなところで?」
唐突に現れたシンに、私たち3人は驚きを隠せない。
「ん?あぁ、マキと一緒に学校に行こうと思ってさ」
「そうなんだ・・・。じゃあさ、皆で行こうよ!アヤネ、ケント それでもいい?」
「えぇ、もちろん!良いに決まってるでしょ?」
アヤネがニッコリ笑う。
「俺もそれでいいぜ。お前、黒瀬だろ?俺は河原健人、ケントって呼んでくれ」
ケントが「よろしく」と言ってシンと軽く握手する。
「あっ!昨日、一度話したけど名前は教えてなかったね。私は楠木彩音、アヤネでいいよ。これからよろしくね」
「ケントに、アヤネね・・・了解っ!俺のことはシンでいいよ」
お互いに自己紹介をして、私たちは学校へ足を進めた。
4人で登校か、なんだか楽しい。