―イケメン転校生×幼馴染×私―





俺は今、幼馴染に電話をかけている。

「あ、もしもし。アヤネ?」

『どうしたのケント?こんな夜遅くに』

電話ごしでもアヤネが少し眠そうなのが分かる。

「あの、さ。ゴールデンウィークにみんなで遊びにいくだろ?」

『うん、そうだけど。どうしたの?』

「その時に2人組で行動したいんだ」

電話の向こうからため息が聞こえる。

『それで?』


「マキと一緒にして・・・くれないか?」



『自分で言えばいいじゃない?』

言えないから頼んでるだよ!!

『ま、なんとかしてみるね。じゃあ電話切るよ』


『ガチャッ』

はぁ・・・。

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