―イケメン転校生×幼馴染×私―


「マキ、ここはね―――」

今、私の目の前の席にはシン先生、左斜めの席にはアヤネ先生。
 

今回のテストで赤点をとってしまう可能性が高い、英語と世界史を教えてもらってます。

「う~・・・、こんなの社会にでたら必要ないって・・・!!」

頭をかかえて、うつむく。

「マキ・・・追試、したい?」

うつむいたまま、首を横に振る。


「今すぐ顔上げないと、俺が無理やりおこすよ?」


バッ、と顔を上げる。

無理やり!?

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