いけない恋
ぶつけようのない欲望は自分にぶつけるしかない。
でも…それは虚しくなるだけだと分かっているのに…。。
分かっているのにやめられない。。
反応してしまうから。
なんとか勃起が収まらないかと、何も考えないようにした。
何もなかったように、風呂場から出ると、圭はホテルの浴衣を来て布団に寝ころんでいた。。







(こいつこんなに足の毛あったかな…)






何度も寝返りをうったせいか、はだけていて、それがすごくいやらしい。
パンツから太ももが見える。
引き締まったふくらはぎ。
改めて見ると、何もかもが俺を惑わす。
もはや浴衣なんて着ている意味すらなくなっている気がした。
俺も浴衣に着替え、布団の上に寝っ転がった。
すると圭は、

『お前ってそんなパンツ履いてたっけ?』


『えっ?履いてた…けど。』


『そうか?いつもトランクスだっような…。』









(こいつ…いつも見てたのか?)







『まぁ気分転換かな。』


『ってかお前のパンツ姿普通にエロく見えるな』








(何言ってたんだよ…。お前の方が…)






俺は笑ってごまかした。
圭は一緒にいてもよめない奴で、常に俺は驚かされる。
それがうれしくてたまらないのだ。
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