いけない恋
はだけた圭の姿に思わずドキっとした。
薄暗い部屋の中……二人きり………目の前には裸の圭がいる。
欲望は抑えきれない…。。
とにかく触れたいんだ。

『おい何してんだよ!シャレんなんないから!』

と、圭は笑って浴衣を着直した。

『ごめんごめん。そんなつもりはなかったんだ…』

『ハハハ。』

布団の中、とにかく圭のことしか考えられない。
圭の方を向いて、眠くなるまで話した。
少しでも気にかけてほしいから…。
圭がどう思ってようと、俺は圭のことを一番の親友だと思っている。
だから壊せないんだ。
圭はいつしかいびきをたてていた。
布団の上に仰向けになって寝ている。
さっき直したはずの浴衣は下の方だけまたはだけていて、パンツが見えていた。
その膨らみに無意識に手を伸ばす………ダメだ。
俺はその手を自分の股間にはこび、自分自身に欲望をぶつけた。
泣きそうなくらい辛かった。
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