いけない恋
そして修学旅行が始まった。
俺は新幹線の席も圭と隣で、いつも話す部活のグチや、ぱっと思いついたことから話していた。
笑ったり考えてる時の圭の顔に俺は、コトバにできない想いを抱き、寝顔を間近で見たときはかなりヤバかった。
なぜ俺は圭を……?今のまま友達ならそれでいいじゃないか。
それ以上何を求めるんだ……。
やるせなく自分がそこにはいた。
午前中から午後にかけて移動で、ついてからは歴史的建築物などを見て、その日はホテルについた。
2人部屋といっても普通に狭く、ベッドが2つ並んでてあとはテレビやユニットバスなどがあるだけだった。

『疲れたし風呂でも入るか?』


『なら圭が先入れよ。俺テレビでも見てるから。』


『じゃあお言葉に甘えて…』

と、圭はすぐ服を脱ぎだした。
着替えはいつもお互い見ているから気にしないのだろう。
でもやっぱり気になる…。
着替えをベッドに放り投げて行った後、テレビを見ては何度も圭のパンツを見てしまった。。
いつも見てるのにな…。
やっぱり俺はどこかおかしい。
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