いけない恋
それからただぼーっとしていると、圭がバスタオルを腰に巻いて風呂場から出てきた。






(おいおい止めてくれ…)







『スッキリした!お前も入ってこいよ!』


『おっ、おう。』

着替えを持っていこうとすると、

『あれ、ここでぬいでけよ。いつも一緒に着替えてんだしさ!』

俺のモノはちょっと半勃ちになりかけていた。
やっぱりバスタオルの向こうが気になるし、見てしまう。
その一枚がどこかもどかしい…。

『どうしたんだよ?』

と圭が近づいてきた。俺はとっさに、

『そっ、そうだよな。別に男同士だし関係ないよな。』

と、ズボンに手をかけ一気に脱いだ。

『やっぱりいい体してるよな!』

と、また体を触ってきた。。

『汗かいたからべたついてるから汚いよ。』

と、適当な言い訳した。
それでパンツ姿で風呂場へと向かった。
俺だってその体に触れたい。
すぐ近くにいるのに…。
触れたらきっと自分が自分でなくなる気がする。
見てるだけで十分だ。。
話しかけてくれるだけで十分なんだ。
俺はシャワーに打たれながら、まっすぐ上を向いた自分のアソコを握っていた…。
この握っている手が圭だったらいいのに…。
そう考えては、その手を動かしていた。。
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