白と黒の意味
「だから、僕は大学に進学するんだ。
文学部に。それも、国文学科」
へへっと彼は照れくさそうに言う。
本がすきだから、と付け加えて。
そういえば、鳥海くんは頭がいいと、
クラスの女子たちが鳥海くんの名前を教えてくれたときに言っていた。
鳥海くんの進路に、わたしは驚く。
目を、見開いてしまった。
「わたしも…っ」
「ん?なぎこも、なに?」
「わたしも、進路、大学で国文、なのっ」
どきどきした。
どこで息継ぎしていいかわからないくらいに、どきどき。
うまく、言えていたかな。
言いたいこと、うまく伝えられたかな。
文学部に。それも、国文学科」
へへっと彼は照れくさそうに言う。
本がすきだから、と付け加えて。
そういえば、鳥海くんは頭がいいと、
クラスの女子たちが鳥海くんの名前を教えてくれたときに言っていた。
鳥海くんの進路に、わたしは驚く。
目を、見開いてしまった。
「わたしも…っ」
「ん?なぎこも、なに?」
「わたしも、進路、大学で国文、なのっ」
どきどきした。
どこで息継ぎしていいかわからないくらいに、どきどき。
うまく、言えていたかな。
言いたいこと、うまく伝えられたかな。