~秘密のフィアンセ☆続編~ 極道の世界たち
「そんな、バレる嘘をつくの?」
「その間に、佑斗さんを狙おうとしたんだよ。でも、こっちが嗅ぎ付けるのが早かったって事」
そうなんだ…。
「由奈がいたのが誤算だったらしいよ」
「私?」
竜二は頷いた。
「まさか、佑斗さんの婚約者と、陸が知り合いとまでは分からなかったんだろうから」
私がいろいろ調べていて、陸はきっと戸惑っただろうな…。
「それで焦って、尻尾を出したってわけか」