~秘密のフィアンセ☆続編~ 極道の世界たち



その後、どうしても二人で話をしたいからと、私は部屋を出た。


竜二が味方になってくれて、正直ホッとしてる。


でも、何かが起こりそうで、不安でたまらない。

廊下に立ち尽くしていると、晴彦がやって来た。

いつものお調子者の晴彦とは違って、今日はいつになく真剣な顔。


「若姐さん、どんな事があっても、絶対にオレたちを信じてくださいね」

「どういう意味?」


何で晴彦まで、そんな事言うのよ。


ちょうどその時、話しを終えた竜二が部屋から出てきた。




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