~秘密のフィアンセ☆続編~ 極道の世界たち



「由奈…」


佑斗は、私の顔を優しく撫でながら、見つめる。

「本当は、早く結婚してやりたかったんだけど、いつかこういう日が来ると思って、出来なかったんだ。ごめんな」


「え?」


どういう意味なの?


「でもさ、必ず結婚するから。何年後になったとしても。だから、待ってて欲しい」


佑斗の真剣な目を見ていたら、これが状態じゃない事くらい分かる。




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