~秘密のフィアンセ☆続編~ 極道の世界たち
頂点に立つ為に
朝、目覚めると、佑斗はいなかった。
昨日の夜、何かを決心した佑斗は、私を何度も何度も、抱いてくれた。
それは、いつもの甘い夜とは違って、私に何かを刻みつけようとする、そんな感じだった。
家の中は、ガランとしている。
唯一居るのは、数人のSPと晴彦だけ。
「晴彦、お願い。連れて行って。佑斗が行った場所に」